Monday, September 13, 2010

ひつじ書房の新しいロゴ



ひつじ書房さんは今年20周年を迎える主に言語学、学術書専門の出版社です。和文と欧文のロゴのリニューアルデザインをお手伝いしました。和文は今まで使ってきたロゴを大きく変更する形ではなく明朝をベースにとのご要望でした。既存のものは少し尖った印象が強かったので、ひらがなの「ひつじ」は羊の角のくるんと丸まっているようなやさしい感じを出しつつ、ラインナップの学術書のデザインの中で浮かないように調整しました。



ひつじ書房の書籍の本文組は欧文にCaslonを使っているため、欧文のロゴは古い活字のCaslonをベースにデザインの調整をしました。古いCaslonのアウトライン何度も引き直しながらCaslonの男っぽい感じを和文のロゴの柔らかさに近づけて行った。出来上がったロゴに合う書体を試してみると、Plantinと思いのほか相性が良かった。しかしダッチローマンの黒みを洗練させたのがCaslonなのだから当然のことなのだと合点した。少しだけCaslonの時間を巻き戻してみたのがひつじ書房の新しい欧文ロゴです。

1 comment:

Anonymous said...

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- Murk